ファイルシステムに関してのメモ

現在一般にマックだろうとWinだろうとUNIXだろうとファイルシステムといえば階層型である。ぱっと思いつくだけでおかしなところは、
・アプリケーションとドキュメントが一緒に扱われている。
・複数のカテゴリにまたがる際には主と副(エイリアスとかショートカットとか言われる)になる
・置くときに場所を決めなければならない
・複数のアプリをまたがってつくる書類というのはあんまりない
というように、コンピュータシステムを前提にしないといろいろとへんなところがある。これらは必然というよりはオペレーションシステムが実行型アプリケーションとそのドキュメントファイルという構造を前提としているからであると言える。
これに対して人間側の都合でがんばろうとしたのが、アップルのOpenDocであり、MSのOMSであるわけだが、これらはうまくいっているとは言いがたい。
この理由はひとえにスタンダードの存在と普及率の問題であろう。
理想のファイルシステムがあっても、それが普及していなければインフラとしては使えない。自分一人で作業をするわけではないから、互換性がなければ「使えない」のだ。逆に言えば、互換性があって、普及しているものであれば、それ自体の生産性やクオリティはたんなる市場価値、競争優位性の問題となる。このベクトルの違いは興味深いのでまた別に扱うことにする。
理想のファイルシステムに関してはまた次回。

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