キーボード歴

自分の歴代キーボードについて考えてみた。覚えている限りだけど。

(所有もしくは専有に限る)

SHARP MZ-3500

1983年頃。一時期実家にあった。本体がZ80(4MHz)ながらキーボードにもZ80(4MHz)が積まれ、ハードウェア的にバッファリングを行っていた。ということはなんとなく覚えているのだが、実際初めて触ったPCで操作感までは覚えていない。機械式のキーボードだったような気がする。

SHARP MZ-2200
1983頃〜1985年頃。本体+キーボードが一体となった当時としてはポピュラーな形態。がこのカタチは手元にキーボードを引き寄せられないのでいま使ったら結構疲れるかも。当時はZ80のマシン語プログラムを雑誌片手に打ち込むのがマシン利用時間の80%くらいだったと思うので、テンキーをよく使った。OS(というかシステムに)パッチを当てて、テンキーから16進数を入力できるようにしていた。キータッチはやはり覚えていないが、カーソルキーが

 ↑
←↓→

のようになっておらず、

←↑↓→

と一列に並んでいたので、ゲームでカーソルキーを使えなかった覚えがある。

SHARP MZ-2500

1985年〜1988年頃?スーパーMZ。カセット+3.5”FDDという豪華装備。初のセパレートキーボードで緊張した覚えがある。アルゴキーという今で言う「IBMキー」みたいな強制割り込み処理発動キーがついていて、シングルタスクしかありえなかったBASIC環境で擬似マルチタスクを実現した。Oh!MZに載っていたALGORHYTMっていうFM音源パラメータ設定ソフトは俊逸でした。キータッチは覚えていないが、こいつのキーボードでチャットを覚えた。

Apple Macintosh Classic II
1992〜1995年。一時期遠ざかっていたPC界に復帰。CP/MからMS-DOSを経ないでマックに行った感じ。標準JISキーボードはちょっとへなちょこだったが、音楽関係ソフトやデザイン関係ソフトばっかり使っていて、ほとんどの操作はマウスでできるようになったので、以前ほどのキーボードの重要性は感じなかった。Command、Control、OptionそしてShiftキーと併用できるキーが多いことに驚いた。EnterとReturnが別処理されたりされなかったりするロジックはわかるようでわからなかった。DeleteとBackspaceも。興味深かったのは、現在たいていのキーボードの「F」と「J」についているポッチが、「D」「K」についていたこと。これは人差し指はもともといろいろなキーを押す役割を与えられていて、始終移動するから移動しない中指をぽっちにあてる、という思想に基づく。

Apple PowerBook 180c
1994〜1996年。研究室でちょっと古くなって置いてあったPB180cを借用。初のポータブルなので無駄に持ち歩く。この頃は雑誌のライターもしていたので、かなりの量のテキストをこいつで書いた。キーストロークはClassic IIよりは浅いのだが、タッチはしっかりしていたので打ちやすかった。あと、トラックボールは操作感がよかった。絵は描けないけどね。JISキーボードだったかASCIIだったか覚えてない。

Apple PowerMac 7500
1996年〜2002年頃。しばらくメインマシンとなっていた。筐体はあまりかわいくなかったが、開けやすかった。キーボードはApple JISキーボードが附属。しばらくして、Apple ][ GS互換キーボードと出会う。たしかMackyとかいうメーカーのやつ。カシャカシャ音がするが、タッチがしっかりしていて、へたり知らず。ASCII配列。修士論文やフリーペーパーや雑誌の各種原稿、blogっぽく書いていたサイトなど、仕事で書いていたVBAなどかなりの量のテキスト/プログラムがここで書かれた。

Apple PowerBook Duc 2300c
1996年。大学生協で発売当初40万円はしたあこがれのDuoが20万円で。2.1Kgあったのでいまとなっては薄いとは言えないが、当時としては画期的。キーボードはJIS配列。もともとドッキングステーションというVHSビデオデッキみたいなモノに差し込む思想だが、残念だがらドッキングステーションは買えなかった。かわりにサードパーティから出ている背面につけるタイプのMiniDock達をいっぱい購入した。標準でFDD接続用のMiniDockがついてきたが、さすがにFDDはもう使っていなかったので、ばらしてオーディオ出力専用のDockにしてライブで使っていたりした(本体にはヘッドフォンアウトすらなかった)。家ではごついDockにつないでApple ][ GSキーボード、外部ディスプレイを接続して使っていた。

富士通 SUN 互換機
1995年〜1998年。スーパーカミオカンデ時代に使った。ASCII配列。富士通のロゴが貼ってあるが、もろSUNのキーボード。キータッチはわりとふかふかしていた。が、重要なのはASCII配列かつUNIXということ。Controlキーの位置が重要ということを知る。「|」「~」等の本来的な意味を知ったのもこのころ。

日本電算機 X端末
1995〜1998年。同じく大学の研究室にあったキーボード。X端末が単なる端末のくせに一体100万以上もするやつでモニタも19インチ以上あった。当時15インチのディスプレイでサイト制作の仕事とか請け負っていただけにショックを受けた。キーボードはやはりSUN互換のもの。ほとんどプログラミングに使っていたので、(すごく)豊富な拡張キーのたぐいは使われず、英数字とControlキーだけ叩かれまくっていた。かなり頑丈で、ぜんぜんへたらず。

SONY VAIO C1
1998〜2001年頃。はじめて買ったWindowsマシン。発売当初これがAppleが出すべきマシンじゃない?と思って買いに走った覚えがある。キーボードはいちおうフルキーボードがついているが、サイズがちょっと小さく、ストロークも浅い。いくつかのキーは面積が1/2しかなく、押すのがつらいサイズ。が、ポータブルであることが価値があったので、そこはトレードオフだと思っていた。ライター仕事、サイト作りが多かったのでこいつでテキスト/コードを書いた。ポインティングデバイスがThinkPad型のポインタ。割と使いよかった。

Apple PowerBook (PISMO)

Apple iMac (初代)

Apple PowerBook G4 (Ti)

Apple iMac DV SE

Apple PowerBook G4 (Al)
2003年〜。現在のメイン機種。最初Tiから乗り換えたとき、タッチの違いに違和感を感じたが、こちらに適応した今となってはその違和感はもう思い出せない。JISキーボード。BTOでASCIIにすることもできたのだが、ControlとCAPS LOCKの配置問題でJISを選択。ハード的なスイッチは入っていないのでバッチで対応できるのだが、CAPS LOCKにLEDが入っていて、さすがにそれは切れない。夜間にキートップ(正確には文字が)光り、暗い車内などでも文字が書ける。キーストロークは浅いと思うが、ストレスはなくむしろ最適な力で入力できて好き。まだへたってない。Bluetooth経由で外付けキーボードも使ったが、気持ちワンステップ遅れる感触があり、気持ちが悪い。現在のところのマウスはLogitech MX500。BluetoothモデルのMX700に買い換えたいが、MX500もまだまだ問題ないからねえ。

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