一般的にヒトの意志決定において、「ちゃんと考える」「直感で」は相反するものと思われている。ちゃんと考えて、というときは因果関係を検討した上で、というニュアンスが込められている。
昔読んだ「オデッセウスの鎖」という本では、「感情」という人間の意志決定の1つの手段がどうして存在しているかを考察している。ここでは、人間がその場限りの自己利益を越えた行動をとるために感情がある(進化論的に言えば、そういう意志決定バイアスがあったヒトだけ生き残った)ということを言っている。
直感で思った通りに(と自分では考えて)進んでいても、結局それはこれまでの自分の経験や環境によっての判断に基づいているので、個人のアウトプットとしてはそんなに自由度は高くない。
しかしながら、安易なアウトプットかどうかというのはそれはまた別だろう。
人間の感情と合理的判断
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