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言語獲得過程と無の概念

あけましておめでとうございます。

さて、昨年は二人目の子供(女児)が生まれ、家族4人でわいわいやっています。
長女は、大晦日に3才の誕生日を迎え、いっちょうまえに会話が成立するようになってきました。

そういった中で興味深いのが、言葉の誤用です。
たいていの誤用は面倒でも言い直してあげることで驚くほど精度が上がっていくのですが、なかなか説明が難しいのが「無」の概念伝達です。

具体的には、「なんでもない」を「誰もない」とよく間違えます(本人はまだ間違えたことに気付いていない)。
「どうしたの?」
「誰もいない」
という会話が日に数回は交わされます。

まだ、抽象概念はわかってるのかわかっていないのかという状態なのですが、
「そういう時は、『なんでもない』って言うんだよ。」って言っていますが、本人的にはぴんと来ていない様子。
ニコニコしながら「誰もいな〜い」って応えます。

ちょっと近い概念で、「謝る」概念もわかっているのどうか不安です。
失敗をしたときに「ごめんごめーん」というクセはついたのですが、けっこう楽しそうにごめんをいっているので果たして「申し訳ない」という概念を持っているのかどうか。

と、そこで思うのは果たして「申し訳ない」という概念とはなんなのか。
自分のやったことを反省して、自責の念を持てばよいのか?そうだっけ?

ちなみに、デジタル機器周りでは、iPadやiPhoneは文字入力以外は難なく使いこなし、最近ではMacでのKidPixも使えるようになりました(マウス操作)。
まだ文字が読めないのでWiiは難しいのですが(Wiiではコントローラーのストラップを腕に通しなさい、というインストラクションのところは理解しているらしく、その表示が出る度に得意げに「ここに通すのよ」って周りの人に教えてあげています)、普通のコントローラー、Wii Fitコントローラーといった無線のコントローラーで接続するあたりは当然のように理解しています(むしろ有線のコントローラーも外そうとしたりします)。

また、完全に映像コンテンツはオンデマンドなものだと思っているようで、テレビを見ているときにトイレやお風呂に立つタイミングで「ちょっと止めておいて」とさも当然のように言っています。
まあ、ライブ放送以外、リアルタイムストリーミングであることのほうが理解が難しいんだろうな。

そんな感じですが、今年もよろしくお願いします。

090101: New Year Day, and the 2nd day

あけましておめでとうございます。

新年の朝を一人で起き出し、午前中は産院へ電話を入れた後、306を修理へ出す。
愛知の豊田車輌さんという306 カブリオレオーナー会では伝説とかした名工のもとへ、チューンへ(というか幌の修理)。
ついでに細かいところもメンテしてもらう予定。

その後奥さんの実家へ。
義母と義姉、姪をピックアップし病院へ。
1時の面会時間ちょうどに産院へ到着。

さすがにお義姉さんは姪を育児中だけあって赤ちゃんの抱きかかえかたは堂に入っている。
1歳半の姪は、すでに身長が80センチ、体重が10キロでもうすでに人間、かたや生まれたてのうちの子は身長50センチ、体重3.1キロでまだ生き物。
一年のこんなに育つものなのね。

なんだかんだと3時頃また義母らを実家まで送る。
で、戻ってくると今度はうちの実家の父母弟妹が山形から到着。
正月なのが幸いし、家族全員集合できた。

父母にとっては妹以来だから30年ぶりくらいの赤ちゃんであろう。

で、亡くなったじいさんと誕生日が一緒になったから、おばあちゃんも喜んでいるとのこと。
思わぬ孝行、かつじいさんにも守ってもらえるようでありがたい(ちなみに、僕も若くして亡くなった叔父と誕生日がいっしょというめぐりあわせがある)。

1時間くらい滞在して、写真、ビデオをいっぱいとってもらって、実家軍団は退席。
1時間の滞在のために、片道3〜4時間もかけてきてもらえて、大変幸せを感じます。

その後は面会終了時間まであかちゃんと遊ぶ。

昨日とはまったく表情も変わり、より人間らしくなっている。
見たところ髪の生え際はうちの妹と似ているが、頭の形は奥さんに似ているらしい。
とはいえ、どこが何に似ているかって、いまの段階だとよくわからんね。

昨夜は夜は赤ちゃんは預かってもらったが、今晩からは夜もお母さんといっしょらしい。
本人(奥さん)もちょっと心配しているが、慣れていく必要があるということだろう。

というわけで、こんな感じで1年が始まりましたが、今年もよろしくお願いします。

081231: just born

前日見たダークナイトがおもしろかったなと思いながら起きる。

今日は昼に自転車で代々木に移動し、306を代々木から家に移動させて、その後雪見鍋年越し会だなと計画を立てていたら、奥さんが陣痛のようなものが来ているという。
とうとうプレ陣痛が来たか、と話しながら、1時間くらいしてもおさまらないので、病院に連絡、一応診察してもらうことにする。

病院に向かうが、奥さんはなにか予感したのか、出産入院セット荷物を持っていくという。
病院はクルマで5分のところなので、あっという間に着く。
クルマから病院まで動くのも一苦労でつらいようだ。

早速診察してもらうと、本当の陣痛だったらしく、入院と相成る。
入院セットを持ってきておいてよかった。
出産は今日(大晦日)か明日(元旦)になるでしょう、と言われる。

心の準備はできていないが、祖父が大晦日生まれだったので、大晦日に産まれること自体はあまり驚かなかった。
しいて言えば正月に産まれるってのはめでたすぎやしないか?という程度。

早速部屋が用意され、荷物を納める。
陣痛は厳しそうだが、手を握ってあげるくらいしかやれることはなく、一度クルマを移動させに家に戻る。

2時頃、自転車で代々木に移動し、代々木から306を運転し自宅へ。
正月休みで帰省しているお隣さんの駐車場をちょっと拝借。

遅い昼飯でも食べようか、と冷蔵庫を物色しようとすると病院から電話「分娩室に入りました。何分でこれますか?」「え?30分、いや10分で」このとき3時25分

クルマを出す時間も惜しいので慌てて自転車で病院へ向かう。
一方通行もあるから自転車の方が早い。

病院へ行くともう分娩室に入っている。
「立ち会いますか?」と聞かれ「せっかくなので」と実に消極的に立ち会うことにする。

することもないので、リクエストされていたポカリにストローをさして、いきみの合間合間に飲ませる役目。

本格的にいきみがはじまり、次第にあかちゃんが出てきている様子。
(ちなみに本人がナースコールした際には「いきみたいです!」と言ったらしい)
なかなか出てこないようにも思えたが、数えてみるとだいたい10数回くらいのいきみタイミング(っていうの?)を終えると、紫色の赤ちゃんがでてきた。
予告通り女の子。
時間は4時20分。
かなりスピード出産だった様子。

赤ちゃんは、出てくるやいなやみゃーみゃー泣きだした。
産まれたばかりなのに髪の毛がいっぱい生えていてる(産まれたときは髪の毛はないものと思い込んでいた)。

ここで一度僕は退室。
ロビーで待つ。

その間にうちの実家と奥さんの実家とに連絡。
どちらにも一度昼には連絡していたが、今晩産まれるかも、という連絡だったので、まさかもう産まれたとは誰も思っていなかった。

後産処理を待ち、分娩室へ戻る。

赤ちゃんをウォーマーからお母さんの隣に乗せ、初おっぱい。
まだすい方がわからないみたいだけど、開けた口に乳首をあてがうと、いっちょうまえに吸い出した。

まだ顔を拭いてあげただけで髪の毛も固まっているけど、血色は産まれた直後の紫色から人間色に変わってきている。

考えてみるとこうやって出産に立ち会うってのは女性であってもたいていは主体者なわけで、あまり客観的に見ることはできず、確かに貴重な体験であった。

ようやく病室へ移り、チコさんと美子さんが早速お見舞いに来てくれた。
まだ首が据わっておらず、本人もなにがなんだかわからない様子(奥さんも)。

と、慌ただしいまま面会時間は終了し、ちょっと延長してもらったけど8時半頃家に戻り年越し。