去る、5/22に日本初のTEDxとなるTEDxTokyoに参加。
TEDxは米国などで開催されているカンファレンスTEDのローカル版。
TEDx基本的にはTEDとは独立した運営がなされるが、TEDのビデオ素材等は貸与されて、そういったオリジナル素材や独自のスピーカーを呼んで開催されるローカル版TEDといったものとなる。
ローカル版といいながら、会場から、設備から、スピーカーからすべて手がかかっている。
TEDxToktoの模様
http://www.flickr.com/photos/ahaseg/sets/72157618563304921/
特に誘い合ってでかけたわけでもないので、知った人はスピーカーの竹村さん、来場していたnobiさんこと林さん、徳力さん、くらい。
しかしながら、こういったカンファレンスに行くときは、知っている人と行ってしまうとついついそれらの人で固まってしまうので、単身乗り込んだ方がいろいろあって面白い。
具体的なカンファレンスは、まさにTEDな感じでひとり15分程度のショートプレゼンテーションで、各自が「広める価値のあるアイデア(ideas worth spreding)」をプレゼンテーションする。
面白かったのは、以下のあたり:
- Marco Tempest氏のARマジック:ARを使ったカードマジック。ARでこんな応用もあるのか、と感心した。ちなみに、24日のMAKE Meetingでも講演があった模様。
- Barry Schwartz氏の講演(オリジナルTEDのビデオ):仕事をする上での美徳とルールのはなし。インセンティブやルールはものを考えるのをやめさせてしまう。最終的なよりどころは倫理。
- Gunter Pauli氏の講演:Ecover創始者の氏による、ビジネスとして成立するような現実的なエコ事業プラン。
- Renée Byer氏による写真と朗読:ピューリッツァー賞受賞の氏の写真をスライドショーしながら、朗読。なにしろ写真がよい。
- クライマーYuji Hirayama氏による体験談:「最小限のギアで最大規模の結果を残す」というタイトル通り、現代ロッククライミングの肝と、パートナーの大切さがよくわかった。
カンファレンスがすべて英語だったり、全スピーカーのうち日本人が4人だけだったりと、日本で開催されているのに海外カンファレンス的で、帰りに電車に乗ったら成田から帰ってくるような気分だった。
また、英語で話すから口調もポジティブになるから、これが日本語ベースになったときおなじようなテンション、雰囲気が保てるのかどうかは今後の課題。
同じテンションや雰囲気が必要かどうかは議論が必要。