月別アーカイブ: 2009年2月

090206

備忘録を復活

朝は寝坊したので自由が丘の浅野屋のキッシュとクリームソースパン。

午前、コンセントのステアリングコミッティーミーティング。

新規にコンセントに加わった日野さんが、今週からこのミーティングに参加。

午後からプロジェクト相談のヒアリング。
方向性としてはいくつか考えられるが、枠組みとしてエンタープライズ情報アーキテクチャ設計としてとらえられる問題提示であった。

最近やはりエンタープライズ情報アーキテクチャの課題が増えている。

そのままHCD-Netで、弁理士 松倉先生を囲むワークショップ。

HCD-Netでの知財の扱いについてをテーマにしたワークショップだったが、ウェブサイトの模倣(パクリ)、納品後の企業での再利用可能性、デザインプロセスの中でできたボツ案の扱い方、オープンソースを用いた場合の納品物責任の範囲、途中成果物(flaとかpsd)の納品責任、等々身近なかつ契約になかなか明示化されていないような事柄についていろいろと伺う。

松倉先生の話で面白かったのは、松倉先生自身、ビジネスをうまくすすめるためにいかに法を運用するか、という観点で取り組んでいるという点。なので決して保守的にならずに、新しいアイデアをそこで生み出すことができているのだろう。

今後もいろいろと教えていただきたいです。

ワークショップ後はHCD-Netの小樽商科大の平澤先生らと渋谷で食事。
宮崎地鶏のお店「おじゃったもんせ」。ちょっと見た目には店とはわからない。

こちらでは、社会システムデザインと個々の企業の分担の話題で盛り上がる。
自動車のように一社で安全性能を担保しなければならない業種は存在するが、はたして、すべての情報システムはそういったシステム全体の責任をどこかが追うことができるのか、というまだ終わりがない命題。

と、ミツエーリンクスの木達くんから、このblogサイトがハッキングされていない?とのコメントをもらう。
CSSを切ってみたら、確かにされているっぽい。
デザインCSSをいじってみてもなんともなおせないようなので、ソースに手が入っているのかもしれない、、、むむむ。
WordPressをバージョンアップ(バイナリ総取っ替え)してみることにしよう。

User Experience Deliverables by Peter Morville

白クマ本やアンビエントファインダビリティで有名な米国のIA Peter Morville氏の力作「User Experience Deliverables(ユーザーエクスペリエンスデザイン成果物リスト)」をメディアプローブの浅野さんが翻訳してくださいる

IA Spectrum:  Peter Morvilleの「User Experience Deliverables」を翻訳しました

シロクマ本や『アンビエント・ファインダビリティ』でおなじみのピーター・モービル(Peter Morville)が率いるSemantic StudiosのPublicationsコンテンツが約1年半ぶり(!)に更新され、User Experience Deliverablesという記事が公開されました。
ユーザーエクスペリエンスデザインに関わる各種の成果物のまとめという実用的な記事ではありますが、いかにもPeterらしいユーモアがちょこちょこと顔を出している、なかなか面白い内容です。

やはりIAたるもの自身が情報をうまくまとめてプレゼンテーションできねばならぬ、という好例。

IA/UX業界、Web業界の人は実際にやるかやらないかは別として、これらのキーワードの内容、相関あたりまでは追っておく必要がある。

セカイカメラ for Android

ニテンイチリュウ:セカイカメラ for Android

発表されるや、大きな話題と実現性への疑問が湧き上がったiPhone用AR(Augmented Reality:拡張現実)アプリ、「セカイカメラ」。

そのセカイカメラよりもひと足はやくモバイルでのARを実装したアプリケーションをオーストリアのMozilityが開発、そしてそれをなんとオランダの銀行「ING」が採用。

すごい、いくつか課題が指摘されているセカイカメラの世界をあっさり実現してしまった。

早速実用化されているのもすごい。しかも保守的に思われがちな銀行で。

とっても使いやすいと思うので、日本でも試してみたいですね。