日別アーカイブ: 2006/11/22

061104: 香港滞在3日目

昨日朝食にお粥を食べ損ねたので、前日目星をつけていた露天のお粥屋へ。僕はモツ粥、連れ合いはピータンお粥、それに揚げパンと肉入り腸粉(米クレープ)。驚くことにモツ粥は4種類くらいのモツが全部入っていた。臭みはほとんどなくてお粥自体にダシとして味がついている。ピータン粥はすんなり劇ウマ。両方とも15$HK(=230円くらい)。こんなお粥なら毎朝食べたい。

満足した後、若干迷ったが、上環へ移動しフェリーに乗ってマカオへ。

マカオ(Flickr) >>

マカオは予想していたこぢんまりとした島ではまったくなくて、巨大カジノホテルが連なるところだった。港に着いた段階ではまったく島、という感じではなくて、たとえていうならアトランティックシティーの港のような感じ(たとえになっていないが)。あるいは雰囲気的には伊東のあたりみたいな感じ。

タクシーに乗ろうとするがあまりにも怪しいのでバスにする。余談だが、香港滞在中はあきらかに怪しいタクシーが多く、わりと公共機関を多様した。ちょっとでも広東語が話せると違うらしいが、タクシー運転手は意図的なのか英語を解さない人も多かった。そのまま観光のメッカであるセドナ広場へ。セドナ広場は小汚くした代官山アドレス前みたいな感じ。そこからとことこ歩いて散策する。

街は驚くほどフォトジェニックで、晴れ渡った天気もあってかいちいち絵になる。町並みの特徴としては話に聞いていたほど統治元であるポルトガル風建築という感じではないが、なぜかどの家も雀の涙ほどのベランダに柵がついていて、いちいちかわいい。道も、これはヨーロッパの影響なのかもしれないが、石畳が基本になっていて、そこに3,4階建ての家が並び、道という道が路地のようになっている。ふつうに道を歩いていても見る風景見る風景切り取って写真にしておきたくなる。街の人々は広東人の人が多いのだが、香港に比べると喧噪の具合が全然おだやかで、みなかならずご飯を食べているか麻雀をしている。

小一時間くらい散策して、昼食。麺屋でジャージャー麺を頼むと、日本の(仙台の)ジャジャ麺とは全く違って、細麺に肉あんがかかった麺。焼きそばっぽい印象。またバスに乗り、フェリーに乗って上環へ戻る。

中環へ移動し、町中を貫くエレベーターに乗ってSOHO(なにがSOHOなのかわからんけど)
へ。途中英国風カフェで紅茶を飲み、はじめてここが元英国領であったことを思い出す。それくらい街に英国の影響は残っていない。露店を見ながらぶらぶらし、そのまま尖沙咀へ戻り、今日は広東料理レストランへ。が、広東料理の神髄のフカヒレやら燕の巣やらには手が出ず、わりと普通の料理にまた紹興酒。一度ホテルへ戻り疲れた相方を残し、夜の露店街へ。昨日の朝市の町並みは夜には偽物市場ともいえる露店街へと変わっていた。翡翠(一個10HK$くらい)やら、偽物時計やら、値切ってなんぼの縁日みたいな活気。その周りには昼間はこぢんまりと店内で営業をしていた食べ物屋たちが、店の数倍にも場所を広げて満ちいっぱいに営業している。そこには西洋人東洋人が入り交じっておいしそうに飲んで食べている。さっきいった高級(っぽい)広東料理レストランよりあきらかにおいしそう。しまった、こっちで食べればよかった。今度香港に来たらもうガイドブックに載っている店には行かないでこういうところで食べ尽くせばいいや。

ホテルに戻り、荷造りをして就寝。

061103: 香港滞在2日目

香港について一日目。今回は無目的かつうまいものでも食えれば、的なお気軽モードなので、早速朝食にうまいものを探しに出かける。ホテルから数ブロック離れたNathan St.東、Jordan Rd.北あたりの裏道に入る(廟街夜市:Temple St. Night Marketが開かれるあたり)。粥か麺と思っていたとところで麺屋に遭遇。そこで蛋の字をたよりにえいと注文してみたら、スパム+目玉焼き麺だった。。。うう、上から2段目にあったのでもうちょっとふつうのものかと思っていたけど。。。味はそうぞう通りスパム味。まあ、よくいえばスパムの油分がだしになっている。スパム自体はきらいじゃないので、まずはぜんぶ食す。食後にスープに机にあったXO醤を入れてみたら味がまとまった気がする。

腹ごなしに歩くと、裏通りで朝市が開かれていた。怒鳴り声とともにほうぼうで肉切り包丁で肉をさばき、1メートル以上もある名も知れぬ魚が解体されていく。見たこともない、あるいは見覚えはあるが知っている大きさとは違う野菜たちがどんどん買われていく。この活気が観光客も訪れる日本でいえば銀座通りのほんの数百メートル裏でくりひろげられている。まったく声がでかくないと生きていけない街だ。

香港朝市(Flickr) >>

歩いて南下して九龍公園へ。その後九龍城砦跡地のエリアへ(正確には九龍公園が跡地なわけだが)。このあたりの歴史的背景をまったく知らずに来ているのが後に、「転がる香港に苔は生えない」でいろいろと学ぶ。このときは、その雑然感に活気を感じるにとどまる。たとえて言うと歌舞伎町。

ここでうまれて初めてマッサージをいろいろとやってもらう。結論からいうとあまりマッサージは必要ない体かもしれない。今度は鍼とかお灸とかやってみたい(純粋に興味から)。

続いてせっかく香港に来たのだからと尖沙咀へ飲茶だろうとガイド片手に店に入るもランチタイムを過ぎていてNG、Star Houseにある別の店を紹介してもらう。で、Jade Restaurantというところに入り点心いろいろいただく。お茶(何も言わなかったのでジャスミン茶が出てきた)をがぶがぶ飲みながら比較的安い点心を食べるのは昼食としてはバランスもとれていていい風習だな。そのまま隣接するショッピングモールに行き、相方の衣類等を購入。

食後に上環へ移動、古物商街を散策しようとするもわりと閉店気味。が、街は九龍ほど殺伐としていなくかつ中環ほど近代化していなく、バランスがとれている感じ。渋谷でなくて新宿副都心でなくて、恵比寿、という感じかなあ。そのまま中環へ移動して観光客モード全開でPeak Tram(山頂鉄道)に乗り、The Peak(太平山頂)へ。Peak Tramはヒモで引かれて上るケーブルカーなのだが、ありえないくらい急な勾配を上る(いま調べたら最大27度)。山頂は思ったほど混んでおらず驚いたことに一大ショッピングモールが広がっている。そしてみんなそこで食事買い物にいそしんでいる。夜景は密集した街を高所から見下ろす場所の利でほんときれいでした。人工物みたい。

関係ないが「人がいっぱいいること」はずっと「混んでいる」と書くものだと思っていたが、「込んでいる」 でもよいらしい。「込んでいる」は間違いだと思っていた。

山から下りて尖沙咀へ戻り、ホテル近くの上海料理レストランへ。ちょうど上海蟹の時期なので、上海蟹を蒸していただく。料理は他に小エビを蒸したもの、野菜の塩炒め(なんの野菜か失念)、野菜そば。小エビ蒸し(塩味)が飽きないおいしさだった。もちろん上海蟹はおいしさが凝縮されていてふつうにたべる蟹とは比べられないおいしさ。干し梅を浸した紹興酒が進む進む。

歩いてホテルに戻ってすぐに就寝。

MacBook Pro 電源ボタン陥没

買ったばかりのMacBook Proの電源ボタンが陥没。で、修理から帰ってきたらまた再発。これはまた修理に出しても結果は同じような予感がする。ようやく環境を移行したのに。。。