月別アーカイブ: 2006年5月

翻訳教室

柴田元幸氏の翻訳教室を読む。

学生の翻訳をみなで磨いていくというワークショップの実録。翻訳という世界は絶対的体系や真理があるわけではなくて、原文という素材に忠実でいながらあくまで翻訳者の感性がためされるという複雑な技なわけだが(まあ、通訳とかもそうだね。なので「清水俊二」の翻訳じゃないと、ということになる)、こういった分野では理論体系を学ぶと言うよりはこうやって過程を追うと言うことが学習として一番適しているような気がする。

ということが実に腑に落ちるような、それでいて、翻訳の勉強にもなる良書。情報アーキテクチャとか編集者もこういうタイプの学習書がいいと思う。


“翻訳教室” (柴田 元幸)

辞書のひき方

通常の本や巻物は順に読み進めればいいので直感的と言える。
その点辞書は見出し語を探して、その中身を読む(使う)という複雑な使い方が必要。
電話帳のメタインデクスは、その見出し語の索引があるという二層分の複雑さになる。が、一般的な辞書の「見出し→本文」の枠組みがわかっていると、概念的にわからないことはないと思う(概念的に斬新だけど)。
はじめて辞書を使ったときにどんな風に感じたか、 は思い出せないけど、知りたい。

おいしいもの

おいしいものがおいしくできるときって、つくっているとちゅうにみていてもおいしそう。煮物にしてもコーヒーにしてもいっしょ。僕らはおいしいものセンサーを持っているのだろうか。

iTMS購入ファイルの管理

家のiMacがiTunesのマスターになっているので、会社のPowerBookからは適宜そいつをマウントしたりファイルをコピって音楽を聴いているのだが、iTMSで購入したファイルだけ扱いに困っています。

いまのところは、

  1. PowerBookで購入
  2. ダウンロードしたフィアルをsftpで家iMacに転送
  3. (家に帰ってから)家iMacのiTunesでライブラリに登録

というやりかたでやっています。3はVNCでリモートでやることもできるんだけど、家iMacでちょうどいいアカウントがログインしているとも限らないため手動に。

ターミナルのコマンドでフィアルをライブラリに登録するとかできないのかね?

Wiiはすごそう

E3にてWiiのコンセプトビデオが公開。コントローラーを駆使したソフトのデモムービー。これはインターフェイスとしてはけっこう面白いことになるんじゃないだろうか?たぶん任天堂内でもすでにアイデアはあふれていると思うけど、ぜひなにかこれを使ったものを作ってみたい。ヌンチャク型にしたところに同じセンサーを搭載していても従来の形態を踏襲したソニーとの文化の違いを感じます。

Wii (TM)(画像は任天堂サイトより)
E3 2006: Nintendo(任天堂のサイト:コンセプトビデオが公開される)
任天堂、E3で「Wii」のコントローラを披露–価格や発売日は公表されず (CNET)
Wiiリモコンはスピーカー・マイク搭載、クラシックコントローラも公開 – Engadget Japanese(Engadget Japanese)

IKEA探索

噂のIKEAに行ってきた。 仕事の合間に行ったのでほんの30分だけだったが噂通りのでかさに驚いた。4万平方メートルと聞いてもその広さがピンとこなかったが、モトスケ君と待ち合わせたカフェテリアでそこで1フロアかなーと思っていたらそこが全体の10分の1くらいだった広さだった。かつ、平日の午後というのに日曜のちょっとしたショッピングモール以上に混んでいた。

店内はナビゲーションが確立されていて、まずショールームと呼ばれるモデルルーム的なエリアで商品を選んで、気に入ったものをメモ。その後セルフサービスエリアという、要は倉庫に誘導されて、自分で棚から商品を出してレジへ、というしくみ。商品に書いてある列と棚の番号をきちんとメモっておかないと倉庫エリアでは絶対に探せないくらい倉庫も広い。

たぶんこの選定→倉庫の動線によって、でかいハードウェアを抱えたまま店内をうろうろする人々を一掃できるので、客収納容量を増やせる効果があると思われる。
また(平日に)行こうっと。
IKEA

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