先日、HCD-Netサロンにて、著書「人工知能のための哲学塾」などでも知られる三宅陽一郎氏の講演を伺った。大変刺激的な講演で、ここで全てを紹介することはできないが、話の中で氏が実際に手がけているゲームのなかでのAIでは、エージェントAI、メタAI、ナビゲーションAIという3種類のAIによる構造が用いられているという。
「memo」カテゴリーアーカイブ
2018年開始
あけましておめでとうございます。
2018年もあけました。今年は、年初に連休がありましたが、なんとこの連休(正確には連休前か?)でインフルエンザに罹患するという失態。そして、連休を使って療養しておけばよいかという浅はかな判断が裏目に出て、インフルはイナビルで対処できたものの、インフルを長引かせてしまったことによって肺炎になってしまいました。おかげで、1月の半分は寝て過ごす(というか寝たきり)というスタートとなりました。
けっこうちゃんとした肺炎になったようで、起きているだけでからだが辛くなったり、いくらでも寝ていられたり、咳をすると自分の息なのに悪臭がしたりといろいろ経験をしました。前半でインフルエンザだったときには、比較的意識もしっかりしていて、「熱が上がっている段階(=寒気がする)」「熱が上がりきっている段階(=自覚はあまりなく、台風の目のような状態。しかし測ると39度とかある)」「熱が下がってきている段階(=暑い、汗をかく)」のそれぞれをちゃんと知覚することができて、それはそれで納得したりと比較的余裕があったのですが、後半コントロールが効かなくなり、毎日点滴を打ってもらいながら寝ている日々では体力および健康の重要性を実感することができました。ということで、今年は健康第一でいきたいと思っております。
デザイン教育の品質保証シンポジウム
2017年10月21日に開催された、「デザイン教育の品質保証シンポジウム」に参加した。以下所感:
- 九州芸工大(現九大芸術工学部)の設立の理念は「技術の人間化」、「芸術・アートの工学化」の方向性ではないのだな、と漠然と感じた。
- 中国でのデザイン教育は、工業デザインを通り越してサービスデザインが重点課題化されていた(サービスデザイン教育は7大学で26コースが開講されており、35名の教員がいるとのこと)。電話線を引かなかったので携帯が普及したようなものか。
- シンポジウムは、日本、中国、韓国、台湾、シンガポールなどからのデザイン教育の実践者の観点が共有された。正直「デザイン教育の品質保証」ではなかったが、「問題意識とそれを受けたデザイン教育の方向性」のバリエーションを知ることができたのは収穫だった。
- ものづくり能力としてのデザインと、問題解決能力としてのデザインという言葉は使い分けられたり、混在していたり、整理されたりと扱いはさまざまだったが、その扱い方から逆にデザイン観が読み取れるのがよかった。
- 大連理工大の張先生の国際的なワークショップと単一国で閉じたワークショップの比較は面白かった。全体的にワークショップ型の教育はデザイン教育の標準になっていることを感じたが、ワークショップの品質についての議論がなかったのは残念。
- K2でもご一緒させていただいた九州大芸術工学部の古賀先生(哲学)から、議論において歴史に学ぶ視点がないという指摘があった。古賀先生からは、夏のK2ワークショップでも大変貴重な指摘をいただいた。デザインの議論において、特にこれからは哲学者の視点は超重要。かならず取り込まねばならない。
歩留まりの経済
特に考えがまとまっていないので、純粋なメモ。
2015年の最悪 ワースト10
山崎先生に倣って、昨年のみなさんにごめいわくをかけたり、失敗してしまったことを書き連ねてみました。
いやー、なかなか一年って思い出せないですね。もっとご迷惑をおかけしているような気もするので、適宜更新します。気づいた方いらっしゃいましたらご指摘ください。
- 黒須先生から依頼されていた原稿を飛ばしてしまった。
- 大学の授業にて新ネタを投入しようと思っていたが間に合わなかった。
- 台湾でのプレゼンテーションにて、ちょっとノリを間違えてしまって冷や汗(勘違い系)。
- Service Design Awardの審査委員会にて、議論に追いつけずにたじたじに(主に英語力が原因)。
- 海外カンファレンス出発日を勘違いしていて、子供の初のピアノ発表会を見に行けず。
- 今年開催するService Design Japan Conferenceの準備が遅れてしまい、集客に焦り中(現在進行形)。
- アムステルダムからの帰国便にて、アムス-フランクフルト便が欠航となり、かなり焦った(急遽スイス経由の便に振り替えてもらった。)
- ほとんどギターに触らなかった。
- 年末に風邪をこじらせて、会社を休んで点滴を打つ羽目になった。
- せっかくNoomで痩せたものの、リバウンド。が、その後また持ち直したのでよしとする。
新年と振り返り 2016年
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
山崎先生の2015年の最悪10選にインスパイアされて、自分の2015年の活動をまとめてみました(基本的にコンセントで行っている個別のプロジェクト(クライアントワーク)は除いています。)
デザイナの責任
オリンピックロゴ騒動に関連して、なぜかうちにもテレビ番組から取材依頼がきた。
デザインの現場での著作権管理についての状況を聞きたいという。
金曜の午後に月曜の放送の取材の依頼ってのも急なので、実現するかどうかは未定だが、一応論点を整理してみたので、blogにもあげておく。
Apple Watchファーストインプレッション
Apple Watchを購入観点でじっくり見てみたら、ぐっときたのは無印ではあるものの13万円もするリンクブレスレットモデルではないか。さすがにちょっと、と躊躇して、会社で試験機として買った無印38mmスポーツバンドモデルでGW中に試用。以下ファーストインプレッション。
(上野学さんからご指摘いただき一部修正しました)
台湾所感
台湾サービス科学会のカンファレンスにご招待を受けて、初の台湾訪問。
カンファレンス内容とはまったく関係ない、台湾所感。
携帯・SIM
- 台湾モバイルのプリペイドSIMは、パスポートに基づいて登録して作成する。
- 街中ではだいたいコンビニと同じくらいの頻度でショップがある。
- なぜか店内は録音撮影禁止の張り出しがしてあった。
- 店頭で、何日間か(3日)、通話付きか通信のみか(通信のみ)、iPhoneはSIMロックかかっていないか(SIMフリーだから大丈夫)を聞かれて、パスポートを渡して手続き。
- SIMはiPhoneに挿したら、なにも設定しなくともすぐに3Gがつながった(いちどキャリアプロファイルのアップデートアラートが出たかも)。
- 6ヶ月有効とのことなので、その間であれば持っておいてチャージすることができる。
- そのときのために、SIMの電話番号を渡された。
- ネット接続はは3Gの速度で日常使用にストレスはまったくなかった。
- むしろ日本より快適であった。
- これは、日本は通信環境だけでなく別のボトルネックがあるから、体感が遅く感じるということなのかも。
- 無料WiFiはたしかにまあまああるが、やはり電車等で移動することを考えると、プリペイドSIMがベスト。
- iPhone 6+のナノSIMはコンバーターを使って古いiPhone 3Gに装着できた。
- データ通信を切って、国際ローミングだけオンにして緊急受話用に使った。
モバイル環境
- 街中ではメインのiPhone 6+、緊急通話用のiPhone 3G、ガイドブックとしてiPad miniを持ち歩いた。
- iPadはiPhoneのテザリングで十分実用になった。
- iPhone 3Gは1日持ち歩いて電池の残量は60〜70%というところ。
- iPhone 6+だけ、1日だけ夜に20%を切って、モバイルのバッテリのお世話になったが、やはりでかいだけあって、バッテリの持ちはよい。モバイルバッテリは小さいのでもいける感じ(いちおうANKERのデカイのを持ち歩いていた)。
電源
- 電源コンセントの形は日本といっしょなので、テクノロジー機器関係はほぼそのまま使えると考えてよい。
- ホテルでは、3つ又タコ足にANKERの5USBアダプタをつないで使った。
地下鉄
- 3日券を買えば、最初に使った日から3日有効。
- 初乗り料金を考えると3日券は若干割高な気もしたが(タクシーも多用したし)、チャージ型のカードの残高を気にしなくてもよいので旅行者であれば1日券を買っちゃってよいとおもう。ちなみに初乗りがNT$40(150円)、3日券はNT$440 (1650円)。
タクシー
- だいたい一回NT$170〜200くらい。日本円にして700円くらいか。
- けっこうみんなタクシーを多用している。
- 道で手を上げて捕まえるが、週末なんかはなかなかつかまらない。が、日本ほどではない。
- 運転手は英語がわからない人が多いので、漢字で書いた住所があるとベスト。
食事
- 街中ではNT$30〜100で食べられるが、小綺麗なところにいけばNT$200(とはいえ700円くらい)以上は覚悟すべし。
- 全体的に味に奥行きがない。
街中
- コンビニはセブンイレブンとファミリーマートが目立つ
- セブンとミスドとスタバが同じ資本が管理しているらしく、3つがおなじテナントに並んでいたりする。
- コンビニ内でも六角の匂いがする。
街の雑感
- 若干小汚く古い通りと、広い通りで近代的なビル街とが混在している。
- 101エリアにも行ってみたが、お台場感あふれる感じ。
- ビル街の合間にも屋台があるのが台湾。
- 看板などいたるところに断片的な日本語が見られる。
- スーパーのお菓子コーナーや加工食品コーナーでは、日本メーカーのものがわりと存在感を見せている。
- フル日本語の商品もたまにある。例えるなら日本国内で英語だけの商品(直輸入もの)に遭遇する頻度くらい。
- 街中で、いわゆる中国茶を飲ませるカフェはなく、むしろコーヒーのほうが充実している。
- が、ちょっと道を外したローカルなエリアに行くと定食屋みたいなところで茶を飲んでる。ちょっと入るには勇気がいる感じ。
五分埔
- 五分埔という洋服屋(問屋を兼ねる)が立ち並ぶエリアに行ってみた。
- 立ち並ぶというより、一エリア内に密集している感じで、秋葉原デパートの中みたいな感じ。
- 子供服目当てで行ったが、一着300〜400円程度から。
- しかし、正直日本でも500円であれば、ブックオフの古着でけっこういいものが買えることを考えると、まったく買いたいものに出会えず。
- ネタとしてやばそうなものはいくつかあったが、にしてもぜったい着ない感じ。
- 女性服がメインで、メンズもままある。
- 全体的にジーンズメイトで売っているような「どこかで見たことのある感じだけど、生地とか仕立てとかは若干残念な感じ」の服なので、多少安くてもそれなりな感じ。
- 誰がここで買うのかね、と話していたら、立ち寄ったカフェで隣に座った高校生?くらいの子らが、ほんとにゴミ袋的な袋いっぱいに買い込んでいた。
- まあ、日本で言うところのショッピングモールで買い物する感覚なのかも。
- このコピーする感覚からは、実績のあるブランドの商品の価値・意義は伝わりにくいだろう。